プロの住宅レシピ 通気性を重視した優しい風合いのラタンの収納扉

Lods一級建築士事務所
幸地 俊一
ラタン張り工房

通気性が良く、家具とも雰囲気を合わせやすいラタン(籐)の収納扉

ラタンの素材感アップ

編み方によって目隠しの程度も選べる

収納において通気性というのはとても気になるポイントだと思います。このラタン(籐)の折れ戸は通気性があり、デザイン的にも優しい風合いが添えられるので、施工例を見てリクエストをもらうこともある工夫です。さらにクローゼットの中に通気口があればベストな通気性が確保できます。
最近竣工した住宅でもリビングのクローゼットにもラタンを使用しました。ラタンは編み方にバリエーションがあり、目の細かさも編み方により異なるので目隠しを重視したいか、通気性を重視したいか等で選択することが可能です。家具にもラタンが使われているものがあるので、テイストを合わせたいという希望も聞かれます。ただ、このラタンを張る方法は通常の建具よりもコストはかかります。ラタンを張る技術は椅子などの家具製作者の方が持っているものです。通常の住宅の建具屋さんが行うものではないので、家具職人さんに張ってもらう分、通常の建具より一工程多くなるためです。それを踏まえて使うポイントを絞って取り入れるなども良いかと思います。

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採用されている製品

籐の収納扉|Aラタン
Aラタン
Lods一級建築士事務所
幸地 俊一
ここが私の評価ポイント!
ラタン(籐)を使った収納扉を創ろうと考えた際に、建具屋さんではラタンを張る作業はできないとのことで、椅子などの家具製作者の方しか持っていない技術が必要であることがわかりました。その際に対応してくれるところを探して見つけたのが八王子のAラタンさんでした。初めての依頼でしたが快く対応して頂き、無事実現することができました。
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幸地 俊一

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