プロの住宅レシピ 生活を彩るパントリー代わりの食器棚
谷山武志・谷山裕子
この住宅では専用パントリーをつくるスペースの余裕がなかったため、その代わりになる全長2メートル、奥行き42センチの食器棚兼食品庫を造作しました。 2列4段の引出しと、一部開き戸収納という構成になっています。
今後生活スタイルが変わったときにも柔軟に対応しやすいように、敢えて大らかな扉割にしていますが、引き出し内には無印良品の整理ボックスがきっちり収まるよう計算し、1段1段の内寸をミリ単位までこだわって決定しています。また、この収納がキッチンとダイニングの間にあることで、空間に緩やかな仕切りができます。
ときに、カウンターの上に料理を並べてビュッフェ形式の夕食を楽しむなど生活に彩りも与えてくれます。