プロの住宅レシピ バスタブはくつろぎのために   ー洗い場と別れた浴槽ー

プラスマイズミアーキテクト
真泉洋介

緑の壁手前側に見えるのがバスタブ、奥の照明がついたスペースがシャワーブースの入り口部分

バスタブ

シャワーブース方向からバスタブ側を臨む

バスルーム手前には一階へと続く階段があり、家の中は一周回遊できる形になっている

ヨーロッパの建築などでは、置き型のバスタブが家具のように設置されているものを見かけます。 日本でもお湯につかりながら読書をするなどリラックスのために浴槽でゆっくりする方も多いでしょう。そこでバスタブの意味を考えたときに、果たして一般的なユニットバスのように洗い場と一緒の空間にまとめる必要があるのか疑問が湧きました。もっとくつろぐためのものとして家具的に独立して存在していいのではないのかと思ったのです。そこでシャワーや洗い場のスペースとバスタブのある空間を分けました。写真1枚目、グリーンの部屋の手前側にあるのがバスタブ、その奥の一段上がった部分にあるのがシャワールームの入り口です。バスタブのある部屋には窓もあり、窓の向かい側に設置した照明部分は壁がくり抜かれていて隣の空間に繋がっています。家の中でバスタブのある場が断絶された閉じた空間ではなく、お湯につかってリラックスするための部屋として存在できるようになりました。

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浴室(風呂・バスルーム)トイレ|株式会社ミラタップ (旧 サンワカンパニー)
株式会社ミラタップ (旧 サンワカンパニー)
プラスマイズミアーキテクト
真泉洋介
ここが私の評価ポイント!
『葉山の住宅』では、シャワーなどの洗い場と浴槽を分けて設計しました。周りに排水口がない場所に床置きで浴槽を設置するので、浴槽の中で給排水が完結するタイプを探していて条件に合ったのがこのバルカでした。角度を振って配置しているので角が気にならないカクカクしていない形であることも必要で、丸みのある形状もぴったりでした。
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真泉洋介

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