プロの住宅レシピ 家は愛着 住まい手と共につくるインテリアの愉しみ

ラブアーキテクチャー
浅利 幸男

好きなものに囲まれ過ごせる造作の本棚。住む人の持ち物をよく見てその人のためのインテリアを設計する。/『赤坂の家』

モールディング

ソファの生地を新たに張り替え、ローテーブルも空間にあわせて塗り替えた。愛着のあるものをリフレッシュさせてこれからも共に過ごす。/『南麻布の家』

住まい手の元々の持ち物である桐箪笥。フレーム越しに見える印象的な佇まい。/『南麻布の家』

(左写真)愛着のある既存の机と椅子に調和する造作の建具。 /『弦巻の家』
(右写真)隣のフランスの家具と意匠を呼応させて設計した新たな家具 /『弦巻の家』

塗り壁材

施主の方が新しい空間にあわせて既存の物とガラッと違う雰囲気の生地をセレクトし、張り替えたソファ。/『岡本の家』

私自身、インテリアが大好きで自然とそれが伝わるのか、私たちの事務所へ依頼にこられる方もインテリア好きの方がとても多いです。
その一方で家を建てる際に一般的によく聞かれるのが、今まで持っていた家具が雰囲気に合わなくて使えなくなってしまうのではないか、手放さなくてはいけないのではないか不安という声です。

しかし、そんなことはありません。家は住む人が愛着を持って過ごす場です。今まで集めてきたお気に入りの家具や思い入れのあるインテリアを拝見してよく把握し、所有物リストを作ってそれらを活かせる設計を行います。手持ちの家具と意匠やテイストを呼応させて新たに追加の家具を設計したり、施主の方とともに生地を選んでソファを張り替えたりと、それぞれの方の生活が大切なインテリアで彩られ、豊かになることを大切にしています。

冒頭に述べたように私自身インテリアがとても好きなので、それらのことを考えるのは施主の方と一緒になって遊んでいるような気持ちになりとても楽しい時間です。
一見、テイストが違うかな、というような手持ちの家具も調和させたり、遊び心として活かして行くことは可能です。好きなものを諦めず、大事にしながら暮らしていけるよう相談して頂ければと思います。

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採用されている製品

木製モールディング | みはし株式会社
みはし株式会社
ラブアーキテクチャー
浅利 幸男
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:木製モールディング サンメント

サイズ、デザインの豊富な木製モールディングです。インテリアで目をひく装飾になるので、よく採用しています。 モールディングを全て造作すると手間もコストもかかってしまいますが、既製品で選択肢も多いため重宝しています。
採用製品
自然素材の塗料・漆喰|プラネットジャパン
株式会社プラネットジャパン
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浅利 幸男
ここが私の評価ポイント!
■採用製品:フェザーフィール

天然素材の塗り壁材(ドイツ本漆喰)です。比較的安価ですが、割れにくく扱いやすいところが魅力です。
採用製品
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浅利 幸男

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