プロの住宅レシピ 緑を楽しむカーテンのいらない家

ラブアーキテクチャー
浅利 幸男

緑を感じられる開放的なLDK。

キッチン・和室側を臨む。窓の視界の先には緑が連なる。

両側が開けて緑に囲まれた明るいリビング。

家の裏側からも室内の生活の様子は見えないため、カーテンを閉めずに暮らせる。

正面のウッドフェンスは外部の視線と駐車場の車の姿を遮っている。

家を建てる際に、緑に面した場所を選んだのに、周囲からの視線を避けるために結局カーテンやブラインドを閉めっぱなしの暮らしになってしまったという話を聞くことがあります。
私たちの事務所にご相談に来られる方も、やはり緑に面した土地を選択される方が多いです。ですので、せっかくの緑をしっかりと感じられるように、カーテンなしでも暮らせる開放的なプランをご提案しています。

『玉川上水の家』の場合は緑道に面していて、木々が豊かな環境です。
家の裏側に接する緑道の歩行者からの視線を遮蔽しつつ、リビングで緑を楽しむため、リビング→バルコニー(リビング側にベンチのように腰掛けられる高さ)→板塀と徐々に高くする設計としました。これにより周囲の視線の高さをカットし、屋内からは開放的に緑豊かな環境を楽しむことが出来ます。
また、家の前面である南側には庭を設けました。こちらも歩行者の視線と駐車場の車の姿を板塀で遮蔽しており、気兼ねなく南庭の眺望を楽しむことが出来ます。
これらの工夫により、カーテン無しで南北の緑豊かな眺望を楽しむことが出来るリビングが生まれました。

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浅利 幸男

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