プロの住宅レシピ 細部が生み出す美しさ。枠をなくして存在感を消したドア

礒建築設計事務所
礒健介
LED電球

壁と一体化した向かって右側の白いドア

ドアに枠がないことで余計な主張をしなくなっている

シンプルな空間

『柿生の家』ではドアの存在感をなくす工夫を行いました。写真1枚目むかって右のドアは、入り口を入ってすぐ横にあるのですが、正面には見晴らしのいい豊かな景色があります。そこにしっかりとフォーカスしてもらうためドアの存在感を極力薄め、シンプルな空間を作りたいと考えました。そこでこのドアは通常ある枠をなくして壁に収め、同化させて存在を極力消しました。出ているのは木の引手だけという状態です。(ちなみにドアの向こうは洗面脱衣所です。)小さな箇所のようですが、こういった部分で余計な物をそぎ落として行くことで、見せたい部分とそうでない部分が整理され、すっきりとした空間が生まれます。

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採用されている製品

照明器具・作業灯・回転灯・LED器具/東京メタル工業株式会社
東京メタル工業株式会社
礒建築設計事務所
礒健介
ここが私の評価ポイント!
採用製品:電球 LED電球 LDA7LCGD60W-TM
引掛シーリングと茶色のねじりコードと組み合わせて使用しています。空間に合わせて仰々しくならないように、シンプルなペンダントライトを採用しています。『柿生の家』では施主の方がDIYが好きなので、自分たちの手で作った家具やインテリアが入った時にも違和感がないラフな雰囲気ということも採用した理由です。
採用製品
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礒健介

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